鎌倉市川喜多映画記念館は、映画配給会社「東和商事」(現・東宝東和)を設立し、日本に多くの海外映画を紹介した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に、2010年4月に開館しました。夫妻の功績を称える常設展示のほか、年4回の企画展では、俳優や監督、映画史など多様なテーマで映画の魅力を紹介しています。
館内には、51席の映像資料室があり、35mmフィルムやデジタル上映に対応した映画上映が行われています。また、講演会やワークショップなどのイベントも年間を通じて開催され、映画文化の発信拠点として親しまれています。
建物は数寄屋造りの平屋建てで、周囲の環境と調和した和風建築です。展示室の大きな窓からは、四季折々の表情を見せる庭園を望むことができ、古都鎌倉の落ち着いた雰囲気を感じられます。
また、敷地内には哲学者・和辻哲郎の旧宅を移築した「旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)」があり、春と秋に特別公開されます。この建物は、江戸後期の民家を基にした近代和風建築で、川喜多夫妻が海外からの映画人をもてなす場として使用していました。
鎌倉駅から徒歩約8分とアクセスも良好で、映画ファンはもちろん、歴史や建築に興味のある方にもおすすめのスポットです。
基本情報
アクセス | JJR鎌倉駅・江ノ電鎌倉駅 東口下車 小町通りを八幡宮に向かい 徒歩8分 |
住所 | 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目2番12号 GoogleMap |
スクーン数 | 1 |
オンライン予約 | 無(友の会会員の皆様限定で電話予約可能) |
公式サイト | https://kamakura-kawakita.org/ |
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マップ

みどり
鎌倉の小町通りを少し離れた場所にある、とても静かな場所です。展示や上映が素敵なのはもちろん、ヴィム・ヴェンダースの『東京画』のロケ地でもある平屋の別邸と庭が美しいです。鎌倉旅行で立ち寄ってっませんか。