バグダッド・カフェ|パーシー・アドロン

カシミヤフィルム

バグダッド・カフェ

監督:パーシー・アドロン 公開:1987年

こんな人におすすめ

  • 自分の居場所が欲しい人
  • ハートフルな物語が好きな人
  • 小さな幸せを探せる人

こんな話

『バグダッド・カフェ』は、アメリカの砂漠地帯にある小さなカフェを舞台に、異なる背景を持つ人々が奇妙で温かい絆を築く物語です。
カフェを訪れたドイツ人女性ジャスミンと、オーナーのブレンダとの友情が、徐々に周囲を変えていく様子が描かれます。ユーモアと感動が詰まった、人間の温かさが伝わる作品です。

ミニシアター系映画の代表作で、給水塔を掃除するシーンは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

見どころ

憂鬱な日常がジャスミンの存在で変わっていく

はじめはジャスミンを鬱陶しく感じていたブレンダですが、ジャスミンのマイペースな温かさに次第に心を許していきます。やがて、ジャスミンを取り巻く周囲の人々がどんどん幸せになっていく様子は、心が温まります。

誰だって居場所が欲しい

登場人物たちはどこか心に孤独を抱えている人が多いのですが、気がつけばバグダッド・カフェが皆の居場所になっています。そんな温かさを感じることができます。

感想

ミニシアター系映画といえば、「バグダッドカフェ」といっても過言ではないほど有名な作品です。
青空をバックに給水塔を掃除するシーンは一度は目にしたことがある方も多いのでは?

実はこの映画をずっと観たいと思っていたのですが、お恥ずかしながらずっと観ていなかったんです。
サブスクで見られると知り(すでに配信は終わっています)ついに観ることができました。

始まってから20分ほど、思っていた話と違うな!と思っていたのですが(ジャスミンが店主だと思っていた)、話が進むうちに、なんとも言えないジャスミンの魅力に取りつかれていました。

人って居場所があるだけでこんなに笑顔が増えるのだな。と。そんあ当たり前のことですが、この作品を通じて仲間だったり、居場所の大切さを再認識しました。

ブレンダは一見強そうな女性ですが、本当に強いのはジャスミンのようにマイペースで暖かく包容力のある女性なのではないでしょうか。勝ち気なブレンダの気持ちを溶きほぐし、彼女本来が持っている魅力を全面に引き出してしました。

私もジャスミンのような強い女性になりたい、バグダッド・カフェのような素敵な居場所が欲しい、そう思わずにはいられない素晴らしい作品でした。

この映画を見た映画館

情報

監督:パーシー・アドロン
製作:パーシー・アドロン エレオノール・アドロン
脚本:パーシー・アドロン エレオノール・アドロン
撮影:ベルント・ハインル
音楽:ボブ・テルソン
製作:パーシー・アドロン エレオノール・アドロン
脚本:パーシー・アドロン エレオノール・アドロン
撮影:ベルント・ハインル
音楽:ボブ・テルソン
出演者:マリアンネ・ゼーゲブレヒト CCH・パウンダー ジャック・パランス クリスティーネ・カウフマン モニカ・カローン ダロン・フラッグ

この記事を書いた人
ミドリ
カシミヤフィルム 代表

映画とミニシアターが好きなおばちゃんです。 好きな監督はヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュ、ジャン=リュック・ゴダールなど。ヒューマンドラマ、音楽が素敵な映画が好物です。 その他、海外旅行、喫茶店巡り、猫、音楽が好き