第2回 トロント国際映画祭2025を歩く1|Night on the Cinema

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こんにちは。Night on the Cinemaのうたきです。
今年のトロントの冬は寒く、−20°Cを記録する日も多くありました。トロントでは今月から、映画「国宝」の北米上映が始まっています。この時期はアカデミー賞へ向けた公開作品も多く、映画好きにとっては忙しい季節かもしれません。今回は、そのアカデミー賞の前哨戦ともいわれる、昨年9月に開催されたトロント国際映画祭(TIFF)についてお話します。

お話したいことがたくさんあるので複数回にわたって書かせていただきます。

「KOKUHO」北米上映の様子

トロント国際映画祭は、昨年で50回目を迎えた北米最大級の映画祭です。9月4日から14日までの11日間で約300作品が集まり、街中の劇場やイベント会場は映画祭ムード一色になります。非コンペティション形式で行われるため、作品同士を直接競う形ではありませんが、最高賞として観客賞(People’s Choice Award)があります。

ちなみに、2003年には北野武監督の「座頭市」が日本作品として唯一受賞しました。
2025年度は、クロエ・ジャオ監督の「Hamnet」が観客賞を受賞。また新設されたInternational People’sChoice Awardでは、パク・チャヌク監督の「No Other Choice」が選ばれました。

「座頭市」公式サイト:https://eiga.com/movie/1222/
「Hamnet」公式サイト:https://hamnet-movie.jp/
「No Other Choice」公式サイト:https://nootherchoice.jp/

日本映画の出品作品(一部)を紹介いたします。

  • 「KOKUHO」(国宝)監督:李相日
  • 「A Pale View Of Hills」(遠い山なみの光)監督:石川慶
  • 「Rental Family」(レンタルファミリー)監督:HIKARI
  • 「Renoir」(ルノワール)監督:早川千絵
  • 「Scarlet」(果てしなきスカーレット)監督:細田守
  • 「JUNK WORLD」監督:堀貴秀
  • 「Exit 8」(8番出口)監督:川村元気

例年に比べて多くの日本映画が出品されていました。特に「KOKUHO」やトロント国際映画祭でワールドプレミアとなった「Rental Family」は大きな話題を呼んでいました。

トロント国際映画祭の魅力の一つにハリウッドスターとの距離が近いことです。連日行われる豪華なレッドカーペットには今年スカーレット・ヨハンソンやクリス・エヴァンスなど多くのスターが登場しました。
また上映後には監督や出演俳優に直接Q&Aができることも。

私も実際に「Exit 8」の上映回の際に近くで鑑賞していたのが細田守監督で驚きました。こんな素敵な偶然に出会えるのもトロント国際映画祭ならではです。映画上映に限らず、期間中は多くのイベントやポップアップストアが開かれており、街全体が映画祭ムードになって盛り上がります。

次回はトロント国際映画祭で私が実際に観た作品について紹介したいと思います。
どんな映画が印象に残ったのか、舞台挨拶や上映後の体験も交えてお届けしますので、お楽しみに。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本コラムで取り上げてほしいテーマや気になるトピックがありましたら、ぜひお聞かせください。

この記事を書いた人
うたき

福岡県出身トロント在住。トロントで映画祭や映画に関わる仕事、活動をしています。趣味は喫茶店巡り、一人旅。好きな映画は「ナイト・オン・ザ・プラネット」,「バグダッド・カフェ」,「トイストーリー」など。好きな女優は杉咲花さん。コラムに関するリクエストなどお待ちしております。

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