
ヴィム・ヴェンダース未公開作品
『ドリーム・アイランド』
幻のフィルムをデジタルリマスターし、
日本から世界に届けるプロジェクト
クラウドファンディング応援 特設ページ
Introduction
Dream Island
ドリーム・アイランド
ー ヴィム・ヴェンダースの失われた夢ー
役所広司さん主演『PERFECT DAYS』(2023)のヒットにより、日本人の心に失った何かを呼び起こさせてくれたヴィム・ヴェンダース。ヴェンダースが日本を舞台にし、『PERFECT DAYS』にも繋がる未公開作品『ドリーム・アイランド』(1991)をご存知ですか?
クラウドファンディング実施中
締め切り:5月15日23:59
プレミア試写会へのご招待やBlu-rayディスク、さらには『ドリーム・アイランド』のクレジットにお名前を掲載できるコースなど、
支皆さまのために素敵なリターンをご用意しました!詳しくはMotionGalleryのサイトをご覧ください.
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About
ヴェンダース本人が
「究極のロードムービー」と語る
『夢の涯てまでも』(1991)から生まれた作品
『夢の涯てまでも』の終盤。
主人公の盲目の母親が、最新鋭の装置を通じて、息子が撮影した“イメージ”を脳内で観る──そんな忘れがたいシーンがあります。
そこで使われたのが、「夢のシークエンス」。
ヴェンダースとアシスタントのビデオ・アーティストのショーン・ノートンが、当時最先端だったハイビジョン技術を駆使し、NHKの編集室で作り上げた映像です。絵画のようなその質感は、のちに“Electronic Painting(電子の絵画)”とも呼ばれるようになります。
「夢のシークエンス」のメイキングドキュメンタリーを作ってほしいと、第3回東京国際映画祭(1991年10月)のイベントの一つであった、ハイビジョン・シンポジウムからの依頼を受け、ヴェンダースとノートンは、日本を舞台にした新たな作品を構想します。
そして生まれたのが、『ドリーム・アイランド』です。
『夢の涯てまでも』では使用されなかった約100分にも及ぶ「夢のシークエンス」から、ヴェンダース自身がシーンを厳選。彼の12歳の頃に撮った8mmフィルムなども織り交ぜながら、自ら出演し、ナレーションをつけ、編集とプロデュースも手がけました。











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Podcast配信中!
他では聞けない、制作時の裏話など、ぜひ聞いてください!
Event
【クラウドファンディング100名突破!】スペシャルトークイベント
ヴィム・ヴェンダース監督『夢の涯てまでも』『ドリーム・アイランド』
制作関係者が語る
ヴェンダースの記憶
『ドリーム・アイランド』デジタルリマスター製作委員会共同代表である御影雅良と仲田早織より、ヴェンダースとともに作り上げた“夢のシークエンス”の舞台裏・制作秘話や、ヴェンダースとの思い出話、家族としてこの作品に触れてきた背景や、デジタルリマスターに込めた想いを語るトークイベントを開催いました。
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございます!
当日のアーカイブを残しておりますので、ご興味のある方はご視聴ください!
History
亡き父が残したフィルムと記憶
ヴェンダースと家族の出会い
なぜ、ヴィム・ヴェンダース作品である『ドリーム・アイランド』のデジタルリマスターが、いま日本で進められているのか──。
そう疑問に思われる方も、きっといらっしゃることでしょう。
しかし、そこにはこの作品を巡る“もうひとつの物語”があります。
このプロジェクトを進行しているのは、『ドリーム・アイランド』の撮影監督を務めた故・仲田能也さんのご息女・仲田早織さんと、『夢の涯てまでも』でアソシエイト・プロデューサーを務めた御影雅良さんのお二人です。
撮影当時、早織さんはわずか2歳。
けれど、ご自宅では2人のお兄様が出演しているこの作品のDVDが何度も再生され、『ドリーム・アイランド』の風景が、日常の中に息づいていたといいます。
壁には、仲田さんファミリーとヴェンダース、主演のスー・ダック・リーさんが一緒に写った写真。
そして、父から度々語られていた、ヴェンダースの話。それはまるで、小さな記憶のかけらたちが、ひとつの映画とともにそっと残されていたような──
この作品をもう一度甦らせたいと願う、その想いの原点が、ここにあります。

© 2025 Dream Island Association
きっかけは『PERFECT DAYS』の「夢」のシーン
そして、2024年。
映画『PERFECT DAYS』を劇場で観た早織さんは、胸の奥からふいに、あの記憶がよみがえったといいます。
――父と一緒に何度も観た、『ドリーム・アイランド』。
ヴェンダースが捉えた東京の空気と、父がカメラで切り取った風景。
そのふたつが重なるようにスクリーンに映し出され、まるで、時を越えて父に触れたような気がしたのだそうです。
静かに眠っていた映画が、再び彼女の心に光を灯したその瞬間から、 『ドリーム・アイランド』を未来に繋ぐ旅が始まりました。

『ドリーム・アイランド』がもたらした再会
けれど、すでに手元には当時のDVDが残っておらず、『ドリーム・アイランド』を観るすべがない──そこで早織さんが思い出したのは、生前、父がたびたび名前を口にしていた御影雅良さんの存在でした。
そしてちょうどその頃、東京都写真美術館で『夢の涯てまでも』のディレクターズ・カット(5時間版)の上映が行われており、御影さんがトークイベントに登壇されるという情報を目にしたのです。
これはもう、行くしかない──そう思い立ち、早織さんは会場を訪れます。
突然目の前に現れたのは、かつての友である仲田能也さんに瓜二つの女性。
「父が撮影した『ドリーム・アイランド』を、どうしてももう一度観たいんです」と話す早織さんに、御影さんは大いに驚き、そして、どこかで待っていたかのように喜んでくださいました。
というのも、ほんの少し前──
御影さんのもとには、ヴェンダース本人からもこんな連絡が届いていたのです。
「“Dream Island”のビデオ、もし持っていたら送ってくれないか?」
まるで導かれるように再び交わった想いが、『ドリーム・アイランド』の記憶を揺り起こしていきました。
御影さんの協力のもと、ついにこの幻の作品を再び観ることができた早織さんは、こう語ります──
30年ぶり観た『ドリーム・アイランド』は衝撃的にアーティスティックで、ヴェンダースを知る上でとても貴重な作品であると共に、ヴェンダースが思い入れのある東京で生まれた私たちが後世に残し、世界に発信しなければならない作品であると確信しました。
そして、父が切り取った映像を観て、久しぶりに父を近くに感じ、やはり当時の父の気持ちに触れたくなりました。
そのためにもヴェンダースに会って、撮影当時の父や、家族のこと、そしてどのようにしてこの作品に向き合っていたのかを聞くことが私の夢です。
「あなたにとって夢とは何ですか?」
そんな不思議な偶然がいくつも重なり合い、
早織さんは御影さんとともに、『ドリーム・アイランド』をデジタルリマスターし、もう一度スクリーンへと蘇らせる──そんな旅に出ることになったのです。
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STORY
恋人を失った女性(ふみ)が見ている東京は、彼女だけの空間。
彼女にとっては、今一番大切なのは想い。そして、東京の新宿公園に毎日のように出かけ、街中の音をDATで拾い集めている男(ダットマン)にとっては、音の方が良く見える。だから、彼の見る空間はとても絵的。子供の目は、大人たちが見る見方とは常に異なっている。
夢だって違う。純粋な気持ちを忘れるように大人たちは、いつからか「モノ」にこだわっていく。「モノ」は、いつかはクズになる。
しかし、イメージはどうだろうと、観察者(ウォッチャー)と名乗る男(ヴイム・ヴェンダース)は問いかける。
東京の子供たちの笑い声は、さまざまな夢の空間から私たちを解き放ち、目覚めさせてくれる。
少年(大ちゃん)は、そんな大人たちの思考経路に関係なく、どこかで全員と巡り合って、その人生の中の一時に関与しているのだ。
夢の島を、一緒になって歩いているのだ・・・。
『ドリーム・アイランド ーヴィム・ヴェンダースの失われた夢』
1991年制作 60分 スーパー16mm/ハイビジョン映画作品
原題:Dream Island ―The Lost Dreams of Wim Wenders
プロデューサー: ヴィム・ヴェンダース マサ・ミカゲ
監督:ショーン・ノートン
撮影:仲田能也
出演・ナレーション・「夢」の制作:ヴィム・ヴェンダース
音楽:ニック・ウッド オスカー・デリック・ブラウン
主なキャスト:スー・ダック・リー フミコ・オブセ 仲田英樹 仲田大記
Crowdfunding
クラウドファンディング
ご協力のお願い
期間:2025年5月15日23:59
『ドリーム・アイランド』では、デジタルリマスターを実現させるため、MotionGalleryにて、クラウドファンディングを実施中です。オリジナルTシャツから、個人の名前をクレジットできる素敵なリターンが用意されています。みなさんもファンディングして、このプロジェクトを一緒に応援しませんか??
人気のリターン
【人気】クレジットコース(個人名) 25,000 円 | サンクスメール(1通) オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間) オリジナルデザインTシャツ(1点) 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定) ブルーレイディスク(1点) 本編エンドロールに個人名をクレジット(1名) |
オリジナルTシャツコース 10,000 円 | サンクスメール(1通) オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間) オリジナルデザインTシャツ(1点) |
ブルーレイコース 20,000 円 | サンクスメール(1通) オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間) オリジナルデザインTシャツ(1点) 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定) ブルーレイディスク(1点) |
クレジットコース(企業・団体名) 300,000 円 | サンクスメール(1通) オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間) オリジナルデザインTシャツ(1点) ブルーレイディスク(1点) 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定) 本編エンドロールに企業名、または団体名をクレジット(1点)場にて実施予定) 本編エンドロールに企業名、または団体名をクレジット(1点) |
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